セルフケア(正しい爪の切り方編)
足の爪切りに関しては、どれくらいの長さに切ったら良いのかわからないという方が多いようです。
まず爪の役割について述べたいと思います。
爪があることにより、
- 物を掴んだり、指先に力を入れ易くします。
- 指先を外部からの衝撃から保護してくれます。
- 指先の触覚を高めてくれます。
- 指先を装飾することが出来ます。
中でも1は特に重要です。
爪が無ければ手の場合、物が掴みにくくなるため細かい作業は出来なくなります。
足の場合、指に力が入らないため、地面が掴めなく踏ん張りが利かなくなり歩き方のバランスが崩れ、転倒しやすくなったり、スポーツの際のパフォーマンスも著しく下がります。
爪の形状について
爪にとって適度な爪の長さ、適度な爪の幅はとても重要です。
この2つが満たされてこそ最初に述べた爪の役割は十二分に発揮されるのです。
形としては四角く角を丸くしたスクエアオフ、もしくは指の形に添った半円を描く形のラウンドが良いです。
バイアスカット(爪のサイドを斜めに切る)をすると巻き爪や陥入爪の原因となります。
最適な長さ
指先の皮膚から約1ミリ後退した位置が良いです。
外部からの爪に対する衝撃から皮膚が守ってくれます。
深爪
短く爪を切りすぎた状態です。
爪の伸びる方向の皮膚が隆起し爪の成長の妨げとなるだけでなく、周りの皮膚から圧力を受けた爪が皮膚に喰い込み痛みを発します。
その痛みを緩和しようと爪切りで更に深爪をすると、爪の切り残し(爪棘)が角に残り、状態は益々悪化していきます。
伸ばし過ぎ
爪が長いと爪甲遊離縁(爪と皮膚の境界部)から先の爪が側方からの圧迫を受け巻き爪になり易くなります。
長さがあることにより、外部からの爪に対する衝撃も増え、内出血を起こしたり、割れ爪の原因になります。
爪きりの長さと形、それに伴うリスクについて
爪の伸びる速度としては足の場合、1カ月に平均して1~1.5mmと言われていますので、1カ月に1回は爪のお手入れをしましょう。
おススメの爪切りは、刃の部分が真っ直ぐストレートの物が、深爪やそれに伴う切り残しも出しづらく良いです。
爪の長さを一気に切るのではなく、端から中央に向かって少しづつ切り落としていきましょう。
※巻いてる爪や乾燥して硬くなってる爪を一気に切ろうとすると割れてしまいます。
大体の形が出来たら爪用のヤスリで形を整え仕上げていきます。
※爪の薄い方は1方向にヤスリを掛けましょう。先端の爪割れが起きずに済みます。
その後に爪周りの乾燥予防の為に保湿を行います。
キューティクルオイルを使用しなじませると良いです。
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